2019/06/19 00:18

第46回素謡会のこと-安宅について

今年の謡い初めは少し遅く2月11日でしたが「安宅」、「弱法師」、「実盛」、「花月」と大曲揃い。中でも年長組の「安宅」-小書 勧進帳は流石の出来栄えで技量の高さに全員感服しました。
シテ役を謡われた大西 昌先輩(30年卒)が私にメールを下さり、長年の「安宅」に関する想いと感謝の気持ちを託されましたのでここに代わって伝えます。 -原文のまま-

『安宅は教えを受けるときから思いで深い曲でした素謡会の末席を汚すようになって、実力者揃いの皆さんのバックで謡えたらきっと素晴らしいだろうなあ、とかねがね思っていました。一生に一度は謡ってみたい曲でしたから。浅田さんに分不相応と一蹴されるかと思いきや、想定外の快諾を頂き念願を果たせました。実際のところ謡っていて、体力の限界を痛感、中休みがあればよいのにと何度思ったか知れません。しかしお役の方々をはじめ皆さんの素晴らしい謡いに助けられ、盛り上げて頂いて、何とか最後まで謡うことができました。真に有り難いことでした。これが最後のチャンスだったと思います。小生にとってはまさに「一期のおもいでなあ」でありました。機会がありましたら皆さんによろしくおつたえください』